40代の避妊薬服用による副作用と脳へのダメージ

頭を押さえる女性

手軽に使える低用量の経口避妊薬というのは、わが国では比較的最近の1999年にはじめて医薬品として流通しはじめたものですが、現在ではさまざまな女性たちから愛用されています。
経口避妊薬は、一般には28錠入りがひとつのパッケージとなっており、月経周期にあわせて、そのはじめから1日1錠ずつ服用することになっています。
経口避妊薬は、飲み忘れなどがなければ、ほぼ確実な避妊効果を発揮するものであり、たとえばわが国で一般的な避妊方法であるコンドームには一定の失敗率が認められるのと比較すると、かなり成績優秀であるといえます。
ただし、このような経口避妊薬は黄体ホルモン卵胞ホルモンというふたつの女性ホルモンを人工的に合成したものが主要な成分となっているため、服用をした場合に副作用が起こる場合もあり得ます。
特に、経口避妊薬を用いたことによる血栓症には注意が必要であり、かなりまれなケースではあるものの、これまでに死亡例も報告されています。
血栓症というのは、血管に血液がかたまったものが詰まり、血液の流れが悪くなるという症状のことで、通常は手足がしびれたり、とつぜんに胸が刺すように苦しくなったりといった兆候があります。
頭部の血管でこのような血栓症が生じた場合には、まずは頭痛がみられますが、ひどいものでは脳梗塞や脳機能障害といった、深刻な脳のダメージへとつながってしまいます。
血栓症は年代によってもできやすい世代があり、特に40代以降の中年女性については気をつけるべきとされています。
実際に副作用の事例でも30代なかばから40代が突出していますので、病院でも40代以上にははじめから処方しないとしている場合もあります。